BtoB企業は、エンドユーザーとの距離が遠く、コーポレートサイトなどに掲載する情報も取引先を重視している場合がほとんどです。そのため、学生などのエンドユーザーとしての立場しかとったことが無い人を対象に、自社をPRする必要のある採用活動で頭を悩ませている担当者の方も多いのではないでしょうか。
こうした採用関係の悩みは、採用サイトの制作によって解消できる場合が多くあります。
今回の記事では、BtoB企業が抱えがちな採用活動に関する悩みと解決のために採用サイト制作ができることを、OS工芸社の制作事例とともにご紹介します。
目次
採用活動におけるWebサイトの重要性
近年、Webサイトは企業にとっても欠かせない情報発信源となっています。そして、その価値は採用活動においても変わりません。
株式会社キャリタスが行った調査※では、就職活動で有益だったと思う情報源として、コーポレートサイトは「志望企業の研究」において63.1%と最も多くの学生が選んだ結果になりました。また、「採用ホームページの閲覧度合い」も、「かなり目を通した」「目を通した」が合計で9割を超えており、学生にとって重要な情報源となっていることがうかがえます。
BtoB企業が採用サイトをつくる大きなメリット
BtoB企業が採用サイトを制作した場合の大きなメリットは「役割分担ができる」ことです。
前述した通り、BtoB企業のコーポレートサイトでは、自社の製品・サービスについてが重要となります。
しかしここに、求職者が求める情報も一緒に掲載しようとすると、導線が複雑になり取引先にも求職者にも分かりづらいサイトになってしまいます。
そこで、以下のように内容をそれぞれでしっかりと分ければ、各々が求める情報をストレスなく取得することができ、閲覧者から企業への印象も良くなります。
- コーポレートサイト:自社の製品・サービスを中心とした「取引先重視のWebサイト」
- 採用サイト:自社の社会的意義や業務内容、社風などの「求職者重視のWebサイト」
その他の「採用サイト制作のメリット」については、以下の記事でご紹介しています。こちらもぜひご確認ください。
BtoB企業における採用活動の悩みと解決策
では、BtoB企業が抱える採用活動の悩みにはどういうものがあり、どういった解決方法があるのでしょうか?
3つの悩みと解決案をOS工芸社の制作事例とともにご紹介します。
悩み①「堅い」イメージで敬遠されやすい
BtoB企業は、製品やサービスが業界外では認知されておらず、身近な存在とは言えない場合がほとんどです。
また、鉄鋼や化学材料、工業用機械などの取り扱う製品のイメージも相まって「堅い」という印象になりやすく、エントリーを敬遠される原因の1つとされています。
解決案:親しみやすいデザインでイメージを払拭
採用サイトの目的は、求職者から「ここで働きたい」と思ってもらうことです。そのため、顧客からの信頼性を意識する必要があるコーポレートサイトよりも、格段にデザインを親しみやすくできます。
キャッチコピー等も含め求職者が共感できる内容にすることで、元々あった「堅い」イメージを払拭しましょう。
制作事例 : 関包スチールホールディングス株式会社様

「鉄は色々なかたちになり様々なモノへと変わることができる」という同社会長の言葉をもとに制作したキャッチコピー。
求職者に、自身の未来への可能性を訴えます。

○△□などの誰にとっても身近な図形と社員の笑顔を組み合わせた明るいメインビジュアルで、キャッチコピーとともに、個性と未来への可能性を感じさせます。

社員インタビュー内でも「私のかたち、未来のかたち」というタイトルでコメントを掲載。
「今の自分を図形に例えたら」という切り口で、求職者が想像しづらい入社後の展望について分かりやすく伝えています。
悩み② 自社製品がどこで活躍しているのか分かってもらいたい
BtoB企業で扱う製品は、社会に必要不可欠なものでありながら、活躍場所がエンドユーザーからは見えない所のため、求職者に認識されていないことが多くあります。
社会や環境に対する企業のあり方が重要視されている近年、「社会を支える仕事」であることはこれまで以上に大きなポイントとなるため、しっかりとPRすることが必要です。
解決案:自社製品の活躍する場所が一目で分かるマップの制作
自社製品が活躍する場所が点在するオリジナルマップイラストも制作・掲載で、「製品が社会のどこで活躍しているのか」が一目で分かるようになります。
制作事例 : 株式会社オチアイ様

「オチアイを知る」という自社の紹介ページを制作。
その中の1コンテンツとして自社製品の活躍する場所が分かるオリジナルマップを掲載しています。

より具体的にイメージできるよう、マップ内のピンをクリックすると活躍場所のイメージ画像と製品イラストを使用した概要説明が表示されます。
悩み③ どんな仕事をするのか想像できていない
社会人経験のない学生の場合、「具体的な業務」について全く想像できていないことも少なくありません。営業職や事務職であれば、なんとなく想像がつくかもしれませんが、BtoB企業の製造業務となると、ハードルがより高くなってしまいます。
新入社員が入社後にギャップを感じ離職する、という事態を防ぐためにも採用サイトでの対策がおすすめです。
解決案:基本的な所から簡潔かつ丁寧に説明する
基本的な製造から販売までの流れや、職種の説明、1日の業務などを説明するページを作りましょう。
「これぐらいわかるだろう」「説明してもどうせ分からないだろう」といった考えはせずに、誰にでも分かりやすく説明することが大切です。
制作事例 : 株式会社ダイワハイテックス様

「仕事を知る」というタイトルで、製造・サービスの流れに沿って、職種の説明を行っています。
職種の説明とともに、その職種の社員インタビューも掲載しており、より具体的に業務をイメージできるだけでなく、その魅力についても知れるようになっています。

社員インタビューの最後には、1日のスケジュールも掲載。
求職者の「入社したら具体的に何をするの?」という疑問が解消されます。
採用サイトは、基本的に企業名を知ってもらったうえで閲覧してもらうツールのため、知名度を高めたいという要望を叶えるには向いていません。
テレビや動画サイト、新聞などでの広告掲載や、SNSでの情報発信といった、より求職者の目に付く場所での能動的なPR活動がおすすめです。
もちろん、そういった悩みにもOS工芸社は柔軟に対応しますので、ぜひ一度ご相談ください。
求職者の不安を「自社の魅力」に変えよう
今回ご紹介した3つの悩みには、求職者が抱える「分からない不安」が根底にあります。
こうした不安は、どんな企業に対してもあるものですが、求職者との関わりが少ないBtoB企業には、より多く不安が出てきてしまい敬遠される理由となっています。
しかし、制作事例のように採用サイトを活用すれば、これらの不安を解消したうえで、「明るい社風」「社会に役立つ企業」「やりがいのある仕事」といった自社の魅力をアピールすることが可能です。
企業理解や好感度が高い求職者から志望される、より質の高い採用活動を目指し、採用サイトをうまく活用していきましょう。
今回の記事のまとめ
- BtoB企業の採用サイト制作の大きなメリットは「コーポレートサイトとの役割分担」
- BtoB企業が抱える採用活動での悩みの根底には、求職者の「分からない」ことに対する不安がある
- 採用サイトを上手く活用し、求職者の不安を解消したうえで自社の魅力をアピールすることが大切
OS工芸社は、BtoB企業を中心に幅広い採用サイト制作の実績があります。採用サイトの新規制作やリニューアルでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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