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多言語サイト制作のすすめ

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株式会社OS工芸社

少子化の影響で国内市場が縮小していく中で、グローバル市場への参入を考える企業も多く、その足掛かりとして、Webサイトの多言語化を検討する方もいるのではないでしょうか。

今回は、Webサイトを多言語化することのメリットとデメリットをご紹介します。
また、実際に制作する場合に気をつけるポイントも説明していきます。

Webサイトを多言語化するメリット

グローバル市場に参入する足掛かりとなる

Webサイトを多言語化することで、世界中の顧客を相手に自社の商品やサービス、ブランドなどを効果的にアピールすることができます。例えば、海外製品に日本語の説明書が付いていると安心するのと同じように、母国語で情報が提供されることで企業への信頼感が高まり、商品やサービスの利用者が増える可能性があります。
また、英語は約10億8千万人の話者がおり、日本語サイトのみを作る場合に比べて、Webサイトを閲覧するユーザー数を増やすことも可能です。グローバル市場に参入する予定がない場合、多言語化は必要ないと考える方もいるでしょう。しかし、日本の人口が減少し、国内市場が縮小していくことを考えると、将来的にはグローバル市場を意識することが重要になるでしょう。
企業が売上を拡大し、成長を続けるためには、Webサイトを多言語化することが大きなメリットになります。

企業イメージの向上

多言語サイトを提供することで、国際的な企業であることをアピールできます。これにより、海外での知名度が向上し、製品等の認知度も広がります。知名度が上がることで、顧客は企業に対してより良い印象を持ちやすくなります。さらに、「グローバルな環境で働きたい」と考えている求職者にも情報を提供できるため、国内外での採用活動にも効果的です。

SEOの最適化

Googleの公式ページには、「言語、国、または地域によって異なるコンテンツをユーザーに提供しているサイトの場合、Google検索結果を最適化することができます。」と記載されています。
Webサイトを多言語化することで、各言語に特化したキーワードを使用したコンテンツを作成できるため、現地のユーザーが検索しやすくなります。
また、ユーザーが母国語でコンテンツを閲覧できると、サイト内をよりスムーズに回遊でき、滞在時間も増加します。これにより、検索結果の表示順位が上がりやすくなります。

Webサイトを多言語化するデメリット

翻訳費用などのコストがかかる

多言語サイトの制作には、テキストの翻訳やデザイン調整などの初期コストが発生します。初期コストを削減するために機械翻訳での翻訳を検討されるかもしれませんが、これはおすすめできません。機械翻訳は文脈に適した翻訳や専門用語の翻訳ができない場合があるため、翻訳の専門家に依頼するのが良いでしょう。
専門家に依頼することで、より精度の高い原稿ができるため、現地のユーザーに正しく情報を伝えることができます。特に各言語でネイティブチェックを依頼すると、より自然な翻訳になるのでおすすめです。

運用コストの増加

Webサイトの運営では、定期的なコンテンツの更新やメンテナンスが不可欠です。多言語サイトを運営するには、コンテンツの一貫性を保つために、しっかりとした体制を作る必要があります。特に、更新や新規コンテンツを追加する場合は注意が必要です。更新時には、全言語の修正が必要になるため、修正範囲の洗い出しや修正作業が煩雑になります。また、新規コンテンツを追加するたびに、その内容を各言語に翻訳する必要があるため、追加で翻訳費用が発生することもあります。

WordPressのプラグインを利用して運用コストを下げる

WordPressのサイトであれば、プラグインを利用することで、全言語一括で管理できるようにカスタマイズをすることも可能です。

上記は、PolylangというWordPressのプラグインを導入したサイトの管理画面です。多言語サイトを制作する場合、通常は各言語ごとにサイトを管理することになりますが、Polylangを導入すると、一つの管理画面から各言語のサイトを更新できるようになります。このように、外部のプラグインを利用することで、運用コストを低減する方法もあります。

多言語サイト制作時のポイント

メリットとデメリットを踏まえて、実際に多言語サイト制作をしたいと考えた場合、どのようなことに注意して制作を進めれば良いでしょうか。いくつかのポイントに分けて見ていきましょう。

制作の目的を決める

多言語サイトの制作時に重要なのが、制作の目的を決めることです。「なんとなく対応した方が良いから」という理由で、日本語版サイトのコピーを作ろうとするのではなく、以下のように目的を考えておく必要があります。

  • 日本に訪れる外国人観光客に向けて情報を発信したい
  • 海外での取引を増やしたい、海外からの注文を増やしたい
  • 海外展開を見据え、企業イメージを向上するため、新しく多言語対応のサイトを作りたい

などが考えられます。

これらはあくまで一例なので、企業ごとに適した目的を設定する必要があります。
実際に多言語サイトを制作する場合、サイトの仕様を決めるために重要なポイントになるので、発注する段階で制作の目的を明確にしましょう。

展開する言語の種類を決める

お客様のビジネスフィールドによって、展開が必要な言語の種類は変わってきますが、当社の実績では英語、簡体字、繁体字、韓国語の4言語の中から選ぶ企業が多いです。どの地域をターゲットとして選ぶかによって、展開する言語は変わってきますが、増えれば増えるほどコストもかかるため、会社の予算や体制と相談しながら、適切に判断する必要があります。

継続的なメンテナンスを行う

基本的には、多言語サイトを公開した後も、日本語サイトの更新に合わせて、各言語サイトで同様の更新が必要です。もちろん、日本国内のユーザーに向けられた内容に関しては、他の言語サイトで反映する必要はありません。しかし、その他の情報に関して各言語ごとに差がでてくると、古い情報と新しい情報が混在してしまう可能性があります。その結果、ユーザーからの評価を下げてしまうだけでなく、誤った情報を提供しているとみなされ、検索順位にも影響を及ぼす可能性があるので、一貫した情報を届けるためにも、継続的なメンテナンスに力を入れていく必要があります。

多言語サイト用のドメイン・サーバーを用意する

海外のサイトにアクセスする際、表示速度が遅いと感じることはありませんか?Webサイトの表示速度は、サーバーの場所や通信環境によって大きく異なります。ターゲット市場に近いサーバーを利用することでアクセス速度を向上させ、ユーザーの離脱を防ぎ、検索順位の向上が期待できます。
国や地域によって法律や制限も異なります。例えば、中国ではWebサイトを公開するためにICPライセンスが必要です。また、中国外のサイトは閲覧が制限されるため、現地のドメインやサーバーを利用するのが望ましいです。
欧州ではGDPRに基づき、個人情報の収集や使用に対してユーザーの同意が必須であるため、これに対応するための対策も必要です。
このように、多言語サイトを制作する際には、言語や地域によってドメイン、サーバー、法律の制約が存在します。事前にこれらの制約を認識し、対策を立てておくことが重要です。公開後に問題が発生すると対応が難しいこともあるため、制作段階で注意しましょう。

地域ごとにローカライズを行う

ローカライズとは、サイト内のコンテンツを特定の国や言語、地域、文化、宗教、法律などのあらゆる側面を考慮した上で、その国に適した方法で掲載することを言います。Webサイトにおいては、海外で掲載しても問題がないコンテンツかどうか考える必要があります。
さらに、お問い合わせなどのサポート面についても調整が必要です。
ローカライズがうまくいっていない場合、せっかく多言語サイトを作っても、逆に企業のイメージを下げてしまう可能性があるので注意が必要です。

よくある失敗例として、

  • 日本語表現としてクリエイティブに感じるキャッチコピーなどをそのまま直訳した結果、意図しない表現になる
  • 日本国内では問題ない画像やテキストであっても、海外の宗教や文化的にネガティブに感じる表現を使用する
  • 日本語のテキスト量よりも翻訳したテキストの量が多くなり、表示崩れが起きる
  • サイト内に設置されている言語切り替えボタンのテキストが、各言語で表記されていない

などがあります。

このような問題に対して、それぞれの言語で適切なコンテンツを変更したり、レイアウトを調整する必要があります。

多言語サイト実績のご紹介

株式会社オチアイ

近年、グローバル市場でニーズが高まっている電気自動車(EV)に対応したソリューションを紹介するページを作成しました。また、アメリカにおける販売拠点「OCHIAI USA」を紹介するページを作成し、日本と同じ高品質のサービスを現地で提供していることをアピールしています。
デザイン面では、日本語版をよりシンプルにすることで、海外のユーザーが違和感を感じないよう配慮しています。

  • リンクは日本語サイトです
関包スチール株式会社

アメリカへ進出し、現地の製造メーカーと提携して鉄の加工品の販売を行っている関包スチール。ステークホルダーの信頼を得るため、日本国内で薄板加工トップシェアの実績があることをわかりやすく紹介するコンテンツを制作しました。

  • リンクは日本語サイトです

今回の記事のまとめ

  • 多言語サイトを制作するメリットは、グローバル市場に参入する足掛かりを得られ、企業のイメージ向上にもつながる。また、適切な多言語SEO対策を行うことで、検索順位の向上も期待できる。
  • デメリットは翻訳費用やローカライズ対応など、開発・運用コストがかかること。デメリットを考慮しながら、効率的に運用するための戦略を立てる必要がある。
  • 多言語サイトを制作する前に、目的や展開する言語、掲載内容を明確にすることが重要。また、国や地域による法律や制限等がないかを確認し、ドメインやサーバーを検討する必要がある。

多言語サイトの制作は、制作・運用コストがかかるというデメリットがありますが、グローバル市場への足掛かりになったり、企業イメージを向上させたりするという大きなメリットがあります。
OS工芸社では、様々な企業で多言語サイトの制作・運用に取り組んできた豊富な実績があります。
多言語サイト制作をご検討される際は、ぜひお気軽に相談ください。

Webサイトの制作をお考えの方はお気軽にご相談ください。

貴社の戦略パートナーとして、企画から制作までワンストップでサポートします。

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私たちOS工芸社はBtoBプロモーションを得意とする制作会社です。上場企業・製造業を中心に、BtoBに特化した会社案内やウェブサイト、映像などの広報・営業ツールの制作を行っています。

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